Project/Area Number |
08710263
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
考古学(含先史学)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森下 章司 京都大学, 文学研究科, 助手 (00210162)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 古墳時代 / 5世紀 / 金工 / 金銅製品 / 製作技術 |
Research Abstract |
金銅製品の製作技法を検討し、各種の金銅製品間にみられる共通要素を抽出した。特に帯金具が各種の金銅製品を結ぶ鍵となることを見出した。すなわち七観古墳出土品は、龍文の共通性などから馬具や甲胄の一部に関係性を求めうる。また殻塚古墳出土品に代表されるようなタイプは、タガネ彫や周縁部の文様などから刀装具との共通性が強いと考えられる。両者は日本の5世紀前半と後半を代表する形式の帯金具であるが、製作技法などに大きな違いがあり、別系譜の可能性が強い。他の馬具や甲胄類の検討の結果、それぞれ金銅製品全体の系譜の差を考えるに至った。なお今後は金銅製品に限らず、金工製品全体を検討する必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
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