Project/Area Number |
08740111
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
解析学
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
藤田 景子 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (40274568)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 複素球面 / 複素光錐 / 解析汎関数 / フーリエ・ボレル変換 |
Research Abstract |
複素球面上の解析汎関数のフーリエ・ボレル像としてラプラス作用素の固有関数があらわれることは既知である。逆に、ラプラス作用素の固有汎関数に対して、球フーリエ・ボレル変換を定義すると、その像として複素球面上の解析関数があらわれる。複素球面上の解析関数の積分表示式を基に、これらの関数空間の対応関係を双対性の観点でとらえることで、フーリエ・ボレル変換、球フーリエ・ボレル変換の逆変換公式が得られた。 また、ラプラス作用素の固有関数は複素光錐上の解析関数とも密接な関係があり、複素光錐上の解析関数の積分表示式からラプラス作用素の固有関数の積分表示式が得られた。この結果の一部を8月に中国で開催された国際会議で紹介した。全体をまとめた論文は現在投稿中である。この会議に参加したことで、中国の研究状況のみならず社会状況にも触れることができ、いろいろな面で刺激を受けた。 さらに、10月にフィリピンで開催された国際会議で研究発表を行った。その準備のため、森本光生上智大学教授と研究打ち合わせを数回行った。この過程で、これまで関数論的観点から得られた一連の研究結果を完全列を用いた代数的な視点で考察する事ができた。このことは我々の研究がより広い分野と関連があることを示唆している、と考えられる。そこで講演では、岡の定理、マルチノ-の定理などを既知として、代数的観点からこれまでの結果を紹介した。この結果はシュプリンガーから出版される論文集に掲載される予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)