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変形状態にある部分熔融体中のメルトの形態変化

Research Project

Project/Area Number 08740360
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 固体地球物理学
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

渡邊 了  富山大学, 理学部, 助手 (30262497)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords部分熔融 / メルト / マグマ / 構造 / 変形
Research Abstract

部分熔融体の動的挙動についての理解は,マントル部分熔融領域におけるマグマの発生・上昇を解明するうえで不可欠である。私は,(1)静水圧状態におけるミクロな構造の観察,(2)変形状態におけるミクロな構造変化のその場観察,(3)大型試料を用いた変形実験によるマクロな物性の測定,という3つのアプローチから部分熔融体の動的挙動を明らかにすることを目指している.本研究では,上記の(1),(2)についての実験方法の開発を行った.なお,実験ではボルネオール+ジフェニルアミン2成分共融系をマントル部分熔融体のモデルとして用いている.
(1)静水圧状態におけるミクロな構造の観察
・CCDカメラ,顕微鏡,コンピュータを組み合わせてミクロな構造の解析システムを構築し,粒径や二面角などの測定を容易にした.
・ボルネオールのみの試料について,構造観察に適する試料作成法の研究を行った.初期粒径,温度,時間,封圧などの条件の異なる圧密試料について構造観察を行い,約50度の温度と10時間以上の加圧時間という条件が必要であることを明らかにした.
・ボルネオール+ジフェニルアミンの試料について,メルトの形態観察に適した試料作成法の研究を行っている.ボルネオールのみの場合と同様の条件では,メルトが圧密中に速やかに抜けてしまうことがわかった.メルトと固相とを平衡共存させる方法を現在研究中である.
(2)変形状態におけるミクロな構造の観察
顕微鏡下で回転式変形実験を行うための装置の設計と,その制御システムの開発を行った.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 渡邊 了: "部分熔融体の構造と流動特性" 地質学論集. 46(印刷中). (1997)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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