• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

海色衛星データを用いた黄砂性土エアロソルの空間的分布に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08740380
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Meteorology/Physical oceanography/Hydrology
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

虎谷 充浩  東海大学, 開発工学部, 講師 (90246075)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsリモートセンシング / 海色 / 黄砂 / エアロソル / CZCS
Research Abstract

海色衛星データを使って海上の黄砂をとらえようと試みた。まず、衛星データと黄砂分布の関係を調べるために、地上気象観測データより黄砂の観測点の分布を調べ、衛生データから得られたエアロソルのスペクトル依存性を表すパラメータ(ε(550,670))の分布画像との比較を行った。地上観測データは、国際気象通報式より黄砂、砂塵嵐の観測された観測点の日時、場所を天気情報をデータベース化した。期間は、CZCSの稼働期間と合わせるために1978年11月から1986年6月までとした。このデータベースを使って、黄砂の観測の多い日付を特定したところ、期間内に37日あった。これらの日付と同日の衛星データを抽出した。対象とした衛星データは、CZCSの日本近海の全データ約4000シーンである。同期した衛星データからε(550,670)値の分布を画像化し、その上に同日の黄砂観測のあった観測点をプロットした。その結果、ε(550,670)値は、黄砂がない場合、1.0ないしは1.0より大きく、一方、黄砂が存在すると考えられる場合、0.8〜1.0となり、黄砂が存在すると明らかに低くなることがわかった。このように、海色衛星データから海上の黄砂を観測できることがわかった。次に黄砂分布のの時間的な変化を調べようと試みたが、抽出された黄砂観測と同期した衛星データは、7日間(15シーン)のみであった。このわずかなシーン数では、衛星からの黄砂の時間的な変動を見るには不十分であった。CZCSは試験センサーだったため同一海域の取得頻度が低かったためである。以上のことをまとめると、黄砂と同期した海色衛星データがあれば海上の黄砂観測は十分可能であると考える。黄砂分布の時間的な変動の研究には、時間的に連続したデータが必要であり、昨年打ち上げられたADEOS/OCTSのデータの解析を進める必要がある。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi