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西南日本内・外帯二畳紀屑岩の後背地解析

Research Project

Project/Area Number 08740391
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Geology
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

竹内 誠  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80273217)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords二畳紀 / ペルム紀 / 砂岩 / ざくろ石 / ガ-ネット / 黒瀬川帯
Research Abstract

(1)西南日本外帯の四国黒瀬川帯のうち,二畳系と明らかになっている新改層分布域で野外調査を行った.その結果,従来のひとまとめにされていた新改層が,剪断変形を受け砂岩がブロック状になり,またチャートや珪質頁岩のブロックを含む地層と,砂岩と泥岩が比較的整然とした地層に分けられることが明らかとなった.
(2)前者の変形を受けた地層の砂岩は灰色から淡灰色を呈し,火山岩や結晶片岩の岩片を多く含み,重鉱物に乏しい石質ワッケ〜アレナイトで,後者の整然とした地層の砂岩は緑色〜灰緑色を呈し,エピド-ド,スフェン,ザクロ石,ホルンブレンドなどの重鉱物に富むアレナイトであることが明らかとなった.
(3)砂岩中の砕屑性ザクロ石の化学組成を測定した結果,前者の変形を受けた地層の砂岩中のものはアルマンディンを主とし,後者の整然相の砂岩中のものはグランダイトを主とするという差異が明らかとなった.
(4)グランダイトを産する緑色砂岩を挟む整然相の地層は四国では市ノ瀬層,九州では球磨層や小崎層などが報告されており,従来一括されていた新改層のうち整然とした地層は市ノ瀬層などに対比される可能性が大きくなった.また四国や九州のデータを総括すると西南日本外帯ではメランジ相の砂岩中のザクロ石はアルマンディンを主とし,整然相の砂岩中のものはグランダイトを主とする傾向がわかってきた.これらの成果は1997年10月に九州大学で開催される地質学会にて発表の予定である.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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