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西南日本前弧域における中期中新世以降の伸張変形

Research Project

Project/Area Number 08740396
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Geology
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

FABBRI Olivier  山口大学, 理学部, 助手 (90253137)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords断層 / 節理 / 古応力場 / 前弧域 / 新第三紀 / シュードタキライト / 西南日本 / テクトニクス
Research Abstract

本研究の実績は次のとおりである。
1)鹿児島県南東部に位置する大隅花崗岩体について、岩体東部に見られる断層の分布やすべり方向、センスなどが明らかになった。なお、断層沿いにはシュードタキライトを発見した。シュードタキライトを含む断層は正断層であり、今まで報告されてきた横ずれ断層や逆断層のものとは異なる。前弧域花崗岩中のこのシュードタキライトに接してウルトラカタクラサイトが認められ、この中にはマイロナイト的なS-C構造を伴うという特徴がある。前弧域の花崗岩中にシュードタキライトが存在するという報告は初めてである。
2)種子島(鹿児島県)の茎永層群や九州(宮崎県)の内海川層群、四国(高知県)の三崎層および足摺花崗岩体、紀伊半島南部(和歌山県)の田辺層群、熊野層群および潮岬火山岩類について、小断層調査を行い、小断層のデータから二つの異なる応力場が存在することが明らかになった。三崎層や田辺層群、熊野層群にはNW-SEoHmaxを持つ応力場(応力場1、前期中新世の応力場)が記録されている。逆に足摺岬岩体や茎永層群、内海川層群にはNE-SWoHmaxを持つ応力場(応力場2、後期中新世から鮮新世にかけての応力場)が記録されている。なお、田辺層群、熊野層群及び三崎層には応力場2も記録されている。
3)中部九州(大分県)の玖珠盆地に分布する、更新世中期の珪藻土中に見られる断層群から、中部九州に加わる古応力場の変遷について検討を行い、時代とともに応力場が反時計周りに回転していることがわかった。今後は、これらのデータを使用して第四紀の応力場の解析を行っていく予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 徳重洋高・ファブリ オリヴィエ: "九州南東部宮崎地域に分布する後期中新世〜鮮新世前弧海盆堆積物に見られる小断層と造構応力場" 地質学雑誌. 102. 622-634 (1996)

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      1996 Annual Research Report
  • [Publications] ファブリ オリヴィエ・徳重洋高・早水真洋: "九州南部の中期中新世大隅花崗閃緑岩体における正断層変形とその意義" 地質学雑誌. (印刷中).

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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