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ラットにおける亜鉛の選択的摂取研究手法の確立およびその実践

Research Project

Project/Area Number 08740601
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生態
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

細井 栄嗣  山口大学, 農学部, 助手 (60263802)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsラット / 亜鉛 / 飼料選択 / 嗜好性 / ショ糖 / でんぷん
Research Abstract

試験1 ショ糖飼料とでんぷん飼料の嗜好性の検討
ラット用精製飼料として炭水化物成分にショ糖とコーンスターチを50%ずつの割合で含むショ糖飼料とコーンスターチを100%としたでんぷん飼料の2種類を作成した。炭水化物以外に卵白粉末、セルロース粉末、コーン油、ビタミン混合、ミネラル混合を配合し、配合割合は両飼料とも同一とした。ウィスター系3週令雌ラット18頭を3区に分け、1区にはでんぷん飼料のみ、2区にはショ糖飼料のみ、3区には両飼料を与え、自由採食、自由飲水の条件下で14日間飼育した。その結果、採食量、増体量ともに区間差は見られなかった。3区の食餌の内訳はショ糖飼料が9.52g/day、でんぷん飼料が0.78g/dayとショ糖飼料を有意に多く採食した。従って、嗜好性に差があり、栄養的に同等という条件を満たすことから両飼料の組み合わせが試験2に適当であると判断された。
試験2 亜鉛の選択性に関する研究
ウィスター系3週令雌ラット32頭を4区に分け、試験1と同様にして作成したショ糖飼料とでんぷん飼料で22日間飼育した。ただし亜鉛濃度は次の様に区毎に変えた。すなわちショ糖飼料とでんぷん飼料の亜鉛濃度をそれぞれ1区では0ppm、20ppm、2区では0ppm、40ppm、3区では0ppm、80ppm、4区では40ppm、40ppmとした。増体量は4区が他より2倍程度大きくなった。1区〜3区においては、4区に近い増体量を示す個体とほとんど増体しない個体に分かれた。このことから適正な食餌の構成によって亜鉛欠乏を防ぐ能力に個体差が存在することが示された。これはショ糖に対する嗜好性の強さの個体差が影響していると考えられ、でんぷん飼料に慣らすためのトレーニング期間を本試験前に設けることの必要性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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