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鳥類のミュラー管抑制物質およびその受容体の遺伝子のクローニングと構造解析

Research Project

Project/Area Number 08740634
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物形態・構造
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

小林 哲也  埼玉大学, 理学部, 助教授 (00195794)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords鳥類 / ミュラー管抑制物質 / ミュラー管抑制物質受容体 / クローニング
Research Abstract

哺乳類と鳥類の雄胚で観察されるミュラー管の退縮は、精巣のセルトリ細胞より分泌されるミュラー管抑制物質(MIS)により誘導される。本研究では、鳥類MISの生理作用及びその作用機構などに関する分子レベルでの研究を進めるための基礎として、MIS及びその受容体の遺伝子のクローニングと構造解析に関する研究を試みた。
ミュラー管の退縮が観察されるウズラ6,7,8日胚の生殖腺からRNAを抽出した後、cDNAを調整した。プライマーはニワトリMIS遺伝子を参考に合成を行った。これらを用いてRT-PCRを行った結果、約460bpの断片が得られた。この断片の塩基配列の分析を行った結果、ニワトリ及びマウスMISと塩基レベルでそれぞれ92.8%、53.9%、アミノ酸レベルで88.9%、32.3%の相同性が観察された。またこれは胚のミュラー管退縮時の生殖腺ばかりでなく、5週齢の成体の精巣さらに卵巣においても観察され、鳥類のMISはミュラー管の退縮に関与しているだけでなく、生体においても何らかの生理作用を有している可能性が示唆された。現在、5週齢の精巣を用いて作製したcDNAライブラリーよりMIS遺伝子のクローニングを進めている。加えて、この断片より得られた配列をもとにビチオン標識したオリゴプローブを合成し、ノーザンおよびin situハイブリダイゼーションによりMIS遺伝子の発現部位等について検討中である。
一方、鳥類のMIS受容体に関しては、哺乳類(ラット、ウサギ)MIS受容体遺伝子の構造を参考にプローブを作製し、ミュラー管の退縮が観察される8日胚ミュラー管を用いてRT-PCRを行ったところ、約500bpの断片が得られた。しかしながら、発現量がきわめて少ないため配列の分析までには至っていない。今後、早急にこの断片の配列の分析を進めていく予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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