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魚類精子形成制御機構に関する分子内分泌学的解析

Research Project

Project/Area Number 08740641
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物形態・構造
Research InstitutionTeikyo University of Science & Technology

Principal Investigator

平井 俊朗  帝京科学大学, 理工学部, 助手 (30238331)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords精子形成 / GTH受容体 / PCR / ディファレンシャルディスプレー
Research Abstract

精子形成各発達段階ごとの試料を容易に入手できるサクラマスならびにアサヒアナハゼをモデル材料として、魚類精子形成関連遺伝子の単離を目指した。まず、両種の精巣cDNAライブラリーを作製し、精子形成制御内分泌機構の主要分子のひとつである生殖腺刺激ホルモン(GTH)受容体遺伝子の単離を試みた。本遺伝子はこれまで哺乳類のみで単離されており、魚類を含む下等脊椎動物については明らかにされていなかった。当初、ヒトの遺伝子プローブを用いてハイブリダイゼーション法により魚類相同遺伝子の単離を試みたが、目的クローンを得ることはできなかった。これは哺乳類との間の相同性が低いためと推察し、GTH受容体を含む膜7回貫通型受容体遺伝子ファミリーの保存領域に対するプライマーを作製し、PCR法による目的遺伝子断片の増幅を試みた。その結果、両種でともに2種の遺伝子断片をクローニングされ、RT-PCRによる分析からこれらはすべて生殖腺で主に発現していることが確認された。また、同様の操作により他の硬骨魚類、両生類に加えて無脊椎動物(ヒトデ)からも類似の遺伝子が得られ、この領域の高度な種間保存性が示された。得られた遺伝子断片をプローブとしてcDNAライブラリーより遺伝子のほぼ全長をクローニングし、現在その塩基配列を決定中である。一方、アサヒアナハゼでは交尾期の精巣を各発達段階ごとの極めて同調性の高い精巣片に分割し、それぞれから個別に調製したmRNAを用いてディファレンシャルディスプレー法により、各段階ごとに特異的に発現量の高まる遺伝子のクローニングを試みた。現在までにいくつかの候補を得ており、現在これらの構造解析と詳細な発現動態解析を行っている。今後cDNAライブラリーから完全長クローンの単離を目指す。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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