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ツメナガウミグモ(節足動物門;ウミグモ網)の後胚発生に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08740667
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 系統・分類
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

宮崎 勝己  京都大学, 理学部, 助手 (20263064)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords節足動物 / 鋏角類 / ウミグモ類 / ツメナガウミグモ / 後胚発生 / 雌性生殖器官系 / 比較発生 / 幼生
Research Abstract

材料のツメナガウミグモは、全て伊豆・下田近海より春季にドレッジにより採集し、雄成体が抱える受精卵及び初期幼生を、過去の方法に従い20℃の恒温器内で、アルテミア幼生を餌として止水飼育し、得られた各後胚発生段階(9令まで)の幼生を組織切片及び走査型電子顕微鏡用試料とした。飼育中途で死亡する個体が、予想以上に多く出たため、8令以降の後期幼生は、数個体づつしか得られなかったため、冬季に追加採集を行い、補填した。
このウミグモについては、成体における雌性生殖器官系の形態が、他のウミグモのそれと大きく異なっていることが、研究代表者により既に観察されていたが(宮崎,投稿準備中)、今回の研究によって、後期幼生の段階で、他のウミグモで普通にみられる形態を経ることがわかり、成体における特殊な形態が、二次的に変形したものであることが、明確に示された(宮崎,投稿準備中)。
その他、ウミグモ類の系統進化的観点より特に注目していた、頭部付属肢と合体節の形成過程については、それぞれ3令から4令にかけて、外部形態、内部形態ともに劇的に変化することがわかったが、変化があまりにも急激なため、現時点ではその過程を追跡しきれておらず、現在、該当する時期の幼生の組織切片を順次作成して、解析を行っている。
以上のように、研究期間の短さから、解析が不十分な点も残ったが、いくつかの新知見とともに、今後更に詳しい観察を行うための基礎的なデータを、得ることができた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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