Project/Area Number |
08750023
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied materials science/Crystal engineering
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
鄭 旭光 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (40236063)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 高温超伝導 / 酸化物 / 単結晶 / 作製方法 |
Research Abstract |
高温超伝導体の単結晶は高温超伝導の解明に必要不可欠であると同時に応用上も極めて意義が大きい。しかし、その不均一な溶融性質などに起因して良質なバルク結晶の作製が難しい。本研究は下記の独自手法を用いて、良質な高温超伝導体結晶の作製を試みた。 1.CuI を用いた YBa_2Cu_4O_8の作製 YBa_2Cu_4O_8は他の高温超伝導体に比べ、酸素定比で熱的に安定している。これにより、欠陥の少ない良質な結晶を得る可能性が高い。我々は出発原料にCuIを用いて、多結晶体を常圧で合成できた。この手法を発展させて、単結晶作製に挑戦中である。 2.気相輸送法による高温超伝導体の結晶作製 既存技術ではフラックスなどが使用され、高温超伝導母体を汚染し、結晶を劣化させる。我々は気相輸送法を用いて欠陥、不純物の少い単結晶の試作を行なっている。最終目標にまだ達していないが、すでに有望な結果を得ている。
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