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溝付き多孔質静圧気体スラスト軸受の動特性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08750165
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 設計工学・機械要素・トライボロジー
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

山本 浩  埼玉大学, 工学部, 助教授 (20220494)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords静圧気体軸受 / スラスト軸受 / 多孔質軸受 / 溝付き軸受 / 剛性 / 減衰
Research Abstract

静圧気体軸受の剛性とともに共振振動数近傍の減衰を高める,すなわち動特性の向上を図ることを目的として,軸受面に用いる円環状の多孔質材料表面をコーティングしたのちに,機械加工により浅い円周溝を複数設けることにより部分的にコーティングを剥離させ,軸受表面の溝部からのみ軸受面内に加圧気体が供給される形式の溝付き多孔質静圧気体環状スラスト軸受を提案し,その軸受動特性解析を行なった.まずはじめに,多孔質材料内部の流れに関してはDarcyの法則,軸受すきま領域の流れに関してはNS方程式に基づいて質量流量保存則により基礎式を導出し,軸受剛性および減衰を求める数値解析プログラムを作成した.そして作成したプログラムを用いて数値解析を行ない,以下のことを明らかにした.
1.軸受両端に,給気のために2本の円周溝を設けることにより,同一の軸受内外径および軸受すきまの円周溝付き給気孔絞り形静圧気体軸受や多孔質絞り静圧気体軸受と比べ高い剛性を実現することができる.
2.剛性を高めるためには,また一定の剛性を有しながら減衰の最大値を高めるためには,軸受両端に設ける2本の円周溝は極力軸受端に近くし,また溝は浅く,かつ狭くすればよい.
3.円周溝が2本の溝付き多孔質静圧気体軸受は,同一の軸受内外径および軸受すきまの円周溝付き給気孔絞り形静圧気体軸受や多孔質絞り静圧気体軸受と比較して,軸受静剛性が一定の場合,高い減衰を実現することができる.
4.2本の円周溝ではさまれた領域の幅が狭くなるほど,また軸受面内定常圧力が高くなるほど,減衰が最大となる周波数は高くなる.
5.2本の円周溝によりはさまれた領域をさらに複数の円周溝で分割した場合,溝本数が多くなるほど減衰を最大となる周波数は高くなる.しかしこのとき,剛性が一定となるように軸受パラメータを決定すると,溝が多くなるほど減衰の最大値は低くなる.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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