空間領域信号処理によるセルラ方式通信システムの周波数利用効率の改善
Project/Area Number |
08750410
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報通信工学
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大鐘 武雄 北海道大学, 工学部, 助教授 (10271636)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 移動通信 / 同一チャネル干渉 / アダプティブアレー / 低アンテナ高 / ダイバーシチ利得 |
Research Abstract |
現在の移動通信において,PHSや,携帯電話に代表される移動通信への需要の増加はめざましく,周波数の確保が困難な状況になってきている.これらのシステムはセルラ方式により,同一周波数を空間的に離したゾーンで繰り返し使用することにより,周波数の効率的な利用を図っている.したがって,これ以上の改善のためには,同一周波数を使用する他チャンネルからの干渉を何らかの方法により軽減しなければならない.本研究では,セルラ方式における周波数利用効率の改善を目指して,低アンテナ高の基地局において同一チャネル干渉を軽減させる手法に関して検討を行った 以下にその実施結果を述べる. 1.低アンテナ基地局では各アンテナ間でのフェージング相関がない伝搬モデルを使用する必要がある. 2.アダプティブアレーを低アンテナ基地局に適用することにより干渉を十分除去できる. 3.総到来波数がアンテナ本数よりも多い場合には余剰自由度によりダイバーシチ利得が得られる. 4.総到来波数がアンテナ本数と等しい場合,総到来波数が大きくなると実効的な余剰自由度が発生し,若干のダイバーシチ利得が得られる.ただし,SN比が小さい場合にのみ観測される. 5.フェージング変動が速い場合には上下回線のフェージング相関が小さくなるため,特性の劣化が生じる.送信時のウェイトの推定を行うことによりこの劣化を低減することができる. 上記のように,本研究により同一チャネル干渉波を除去できる見通しがついた.これは周波数資源の有効利用の点で意義は大きい.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)