Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
ハイパフォーマンス・ネットワーク管理プロトコルに対する知識獲得手法の応用に関して,以下の研究を行った. 1.ハイパフォーマンス・ネットワーク構築に向けて,画像・音声などを含むマルチメディアデータを実働するネットワークに流し,標準的なネットワーク管理プロトコルであるRMONを実装した機器においてネットワーク変化に関する種々の属性に関するデータを収集した. 2.収集された大量のデータにおける規則・ルールを発見するために,複数のデータベースからの知識発見アルゴリズムの適用を試みた.特に,ネットワークの時間的変動に注目することによって,比較的長時間にわたって故障などが伝搬する状況をルール化した. 3.ネットワーク管理プロトコルの収集したデータを解析する実験によって,情報システム管理の基盤としてデータベースシステムを用いる際に,現在の問合わせ言語より能力の高い処理能力として,集合処理が必須であることが明らかになった. 4.集合処理においては,相関ルールを求めるアルゴリズムは高速に処理できるため,データ発掘,または,データベースからの知識発見アルゴリズムとして実装することで,高い有効性を得られることが示された. 5.さらに,ルールなどを用いて数学モデルを構成し,安定性評価の比較を試みた.特に,待ち行列ネットワークモデル性能評価のために構築を行なっている.ハイブリッド型性能評価支援システムAsQ上に,通信ネットワークモデルを生成し,収集されたデータから構成された数学モデルの評価を行った. 6.今後,ハイパフォーマンス・ネットワークのバックボーンとなるATMネットワークを含む実験を重ね、ネットワーク管理に有効な知識獲得に関する研究を進めることが必要である.
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