大規模離散事象システムの階層型状態フィードバック制御とそのFMSへの応用
Project/Area Number |
08750526
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計測・制御工学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高井 重昌 大阪大学, 工学部, 助手 (60243177)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 離散事象システム / 状態フィードバック制御 / ス-パバイザ制御 |
Research Abstract |
本研究により以下の成果が得られた. 1.制御仕様が形式言語で与えられるような離散事象システムに対して,事象と状態の部分観測列に基づく分散ス-パバイザ制御が可能であるための必要十分条件を明らかにした. 2.制御仕様が形式言語で与えられるような離散事象システムに対して,不可観測事象が存在する場合にも適用できるような,事象と状態の部分観測列に基づくス-パバイザを提案し,そのス-パバイザが存在するための必要十分条件を明らかにした. 3.制御仕様が形式言語で与えられるような離散事象シテムに対して,コマンドを出すことによってシステムを制御するようなコマンド型ス-パバイザが部分観測のもとで存在するための必要十分条件を明らかにした. 4.制御仕様が述語で与えられるような無限状態をもつ離散事象システムにおいて,状態フィードバックが存在するような最大部分述語を求めるアルゴリズムを束理論の観点から与えた. 5.制御仕様が述語で与えられるような離散事象システムに対して,部分観測のもとでの状態フィードバックが存在するようなすべての部分述語を特徴づけた.さらにそれらの部分述語が極大・最大部分述語であるための十分条件を明らかにした. 6.ペトリネットでモデル化された離散事象システムにおいて,複数の述語の交わりで与えられる制御仕様に対する最大許容フィードバックの部分観測のもとでのモジュラ設計が可能であるための必要十分条件を明らかにした.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)