Project/Area Number |
08750547
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計測・制御工学
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
後藤 聡 佐賀大学, 理工学部, 講師 (20225650)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 産業用ロボットアーム / 輪郭制御 / サーボパラメータ / 低次元モデル / フレキシブル機構 / 教示信号修正法 / エンコーダ分解能 / ソフトウェアサーボ |
Research Abstract |
産業用ロボットアームの制御に関する研究を行い,以下に挙げる4つの手法の開発を行った. 1.産業用ロボットアームの輪郭制御性能に基づくサーボパラメータ決定法 本研究では,産業用ロボットアームのサーボコントローラに着目したモデルを構築し,そのモデルに基づいて,従来経験的に決定されていたサーボパラメータを理論的に決定する手法を提案した. 2.産業用ロボットアームの動作速度に応じた低次元モデルを用いた高精度輪郭制御 本研究では,産業用ロボットアームの特性を低次元モデルで表現できることを示した.さらに,メカトロサーボ系の動作速度に応じた低次元モデルの選定法を示し,この低次元モデルを用いた数示信号修正法を構成し,高精度な輪郭制御性能が得られることを解明した. 3.フレキシブル機構の教示信号修正法を用いた振れ止め輪郭制御 産業用ロボットアームの軽量化や動作の高速化に伴って,アーム自身や関節部から振動が生じ,目標軌道に追従した動きが困難となるという問題が生じる。本研究では,これまで剛体として捉えてきたロボットアームを弾性体として捉え,修正教示要素を導出し,教示信号修正法を用いることで,フレキシブルアームの振れ止め輪郭制御の実験,検証を行った. 4.産業用ロボットアームの制御性能に基づくエンコーダ分解能決定法 産業界におけるソフトウェアサーボ系のエンコーダ分解能は,サーボモータの位置決め精度から決定されていることが多く,サーボの観点における制御性能から決定されてはいない.そこで,本研究では,制御性能とエンコーダ分解能との関係を明らかにし,制御性能から適切にエンコーダ分解能を決定する手法を導出した.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)