Project/Area Number |
08750570
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
土木材料・力学一般
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
佐伯 竜彦 新潟大学, 工学部, 助教授 (90215575)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 中性化 / 促進中性化試験 / 促進倍率 / 結合水量 / 水酸化カルシウム |
Research Abstract |
本研究は,促進中性化試験条件と促進倍率の関係を包括的に検討するための基礎的知見を得るために,特に劣化抵抗性が促進倍率に及ぼす影響とその経時変化に着目した.即ち,促進試験中の水和の進行が,中性化速度に及ぼす影響を明らかにするため以下の検討を行った. 1.各種結合材の水和特性の検討(特に乾燥や水分の供給により含水状態が変化する場合について) 2.各種結合材の水和の程度と細孔量および水酸化カルシウム量との関係 3.促進条件(温度,湿度,二酸化炭素濃度)を変化させた中性化進行予測 その結果、以下のことが明らかとなった. 1.促進倍率は中性化に対する抵抗性と促進条件の相互の影響を受け,影響の程度は独立ではなく相対的に決まる. 2.水和速度の遅い供試体を短い初期養生期間で促進中性化試験に供した場合,中性化速度を過大に評価する. 3.任意の配合について促進倍率がわかれば(同一配合において促進試験結果と自然曝露試験結果が得られる場合),シミュレーションにより他の配合の促進倍率を推定することが出来る.しかし,これは自然曝露における環境条件をモデル化できていないので,異なる配合のコンクリートが同じ自然環境条件下で中性化する場合を対象とする以外では適用が困難である.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)