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生態環境に配慮した川づくりのための生物スケールに対応した調査法

Research Project

Project/Area Number 08750626
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 水工水理学
Research InstitutionToyohashi University of Technology

Principal Investigator

東 信行  豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (40262977)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords河川環境 / 生息場 / 調査法
Research Abstract

1.微小スケールの生息場(マイクロハビタット)における、物理環境と魚類生息状況
1m程度のスケールの空間は、魚にとっての実際に感知できる空間であり、多自然型の川づくりの細かな工夫も、このスケールの要素が最も重要である.多自然型川づくりのパイロット的事業が行われた、長野県農具川において調査を行った.小空間を平面的に一つの「セル」とし、河川をセルの連続的集合として促え、魚類の生息と物理量(流速、水深、底質、カバーなど)との対応を解析した.第一に、各々の数値の絶対値との対応を個々に調べ、相関の有無を、季節・成長段階ごとに明らかにした.結果、物理特性から、生息可能量がある程度推定可能と判断された.第二に、物理量のある一定の区間のなかの相対値との関係を明らかにするため、クラスター分析によりセルごとの性質を分けた場合の対応も検討した.
2.中間スケールの生息場(メゾハビタット)の環境特性と魚類生息状況
メゾハビタットは直接・間接にかかわる特性であり、瀬一淵が一組みになったスケールと考える.農具川において約100m^2を1ユニットとして、その中にある、環境特性、物理特性を調査すると同時に、河川周辺の環境特性も含めて、魚類生息量および多様性の項目を主として重回帰分析により解析した.その結果、河川形態、人為的工夫、水理特性との間に一定の関係が見い出され、特に人為的工夫の有効性の判断が可能となった.
3.河川内回遊魚の移動と生息場利用
河川内を大きく移動する魚種がどのように河川全体の中の生息場を時空間的に利用するかについての調査である.ラジオテレメトリーを用いサクラマスを対象に新潟県加治川において行った.これにより、河川横断構造物、それによる堪水域の魚類行動にもたらす影響、また瀬、淵などの構造と魚類の行動が直接的に把握することが可能となった.また、同手法がマイクロハビタット調査にも有効であることが明らかになった.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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