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免疫組織化学的手法による種子中ジベレリンについての動態解析

Research Project

Project/Area Number 08760114
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

中嶋 正敏  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (50237278)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsジベレリン / アサガオ / 免疫組織化学 / 免疫学的定量法 / カルボジイミド
Research Abstract

1.目的 高等植物の生長に必須であり種々の生理現象に関与するジベレリンは、一般には未熟種子内に高濃度に存在することが報告されている。特に双子葉植物の場合、これらの役割や生産場所・時期、代謝・移動様式等については不明な点が多く非常に興味深い。そこで、それらの局在性について成熟途上のアサガオ未熟種子を材料に用い活性型ジベレリンに焦点を絞った組織内分布に関する解析を計画した。
2.方法および成果 開花後2週間前後の未熟種子を採取し、直ちに連続48時間の凍結乾燥処理を行い、カルボジイミド系ガスによる固定化反応を施した。包埋用樹脂にはパラフィンを用い硬度の設定等を行った後に薄切片を調製した。活性型ジベレリンに対する特異抗体を用いた免疫学的定量分析法により種子内における内生量について算定を行い、存在量が検出感度を上回るレベルであることを確認した。その上でパラフィン切片を調製しペルオキシダーゼ標識による免疫組織化学を行った。形態的な特徴として用いた未熟種子では幼根が認められるものの子葉部はあまり発達しておらず、胚乳様物質の存在が若干認められた。その状況の中で免疫組織化学の結果、子葉の一部にジベレリン特異的と考えられる染色部位が観察された。すなわち、正常血清や活性型ジベレリンを予め反応させた特異抗体等を用いた対照区ではそのような有意な染色は認められなかった。これらの局在部位については現在くわしく検討中である。定量分析の結果より種子中において、用いた抗体に反応するものの大部分がGA1またはGA3であり、抗体に反応性を有する配糖体等はほとんど検出されなかったことから、アサガオ種子は純粋に活性型ジベレルンに限定した動態解析を行う場合の好適材料であり、本研究によりその基盤技術を構築することができたと考えている。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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