Project/Area Number |
08760117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
松浦 信康 富山県立大学, 工学部, 助手 (60281250)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | MAP kinase / スクリーニング / 阻害剤 |
Research Abstract |
MAP kinase特異的阻害剤スクリーニング系の確立に関する研究を行い、以下の結果を得た。 酵素現としては、細胞内シグナル伝達機能解析に用いられるPC12細胞を用い、それより増殖因子で刺激し、MAP kinaseを始めとする細胞内シグナル伝達物質が活性化された状態にあるcell lysate及び、増殖因子で処理していないcell lysateの2種類を調製した。次に基質としては、MAP kinaseの良い基質となるMBP(Myerin Basic protein)を、活性型アフィニティー担体リガンド固定化用ゲルに固定化したものを用いた。さらにリン酸化反応を、上記のcell lysate、MBP-アフィニティー担体ゲル複合体、[g-^<32>P]ATP及び、阻害剤を含んだ形で96穴マルチウェルプレート上で行った。反応終了後、96穴マルチウェルプレート用セルハーベスターを用いて、リン酸化されたMBP-アフィニティー担体ゲル複合体のみをガラスフィルター上にトラップし、そのリン酸化放射活性を96マルチウェルプレート用シンチレーションカウンターを用いて測定した。そして、活性化されたcell lysateによるMBPのリン酸化量から、活性化されていないcell lysateによるリン酸化量を減算した値をMAP kinase活性とした。上記の方法を採用することによって、MAP kinase特異的阻害剤検出系の概略を構築することに成功した。 今後、既知のkinase阻害剤を用いることにより、本スクリーニング系の検証を行う予定である。
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