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仔魚期における種苗評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08760180
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General fisheries
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

海野 徹也  広島大学, 生物生産学部, 助手 (70232890)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsギンブナ / クローン / 種苗評価 / 無給餌生残指数 / 成長 / 孵化仔魚 / 体成分 / 脂質成分
Research Abstract

飼育履歴(天然,半天然,人工継代)ならびに年齢の異なる合計7尾のクローンギンブナ親魚より得られた孵化仔魚の生物学的性状と魚体成分(乾燥重量,タンパク含量,脂質クラス組成,脂肪酸組成,核酸比,酸素消費量)を分析し,これらの測定項目と孵化仔魚の無給餌生残指数(以下SAI)および孵化後10日目の成長との関連性を調べた。
その結果,SAIと各ロケットの平均卵径,平均孵化仔魚サイズおよび平均卵黄体積との間に関係は認められなかった。また,仔魚の乾燥重量,トリグリセライド含量,脂肪酸組成,核酸比とSAIについても調査したが関係は認められなかった。唯一,SAIと高い相関が認められたのは,各ロット内の卵黄体積比(卵黄体積/体長^3)の変動係数であった。これらの結果より,孵化仔魚の無給餌生残日数は仔魚のサイズや卵黄体積とは関係なく,むしろ個体毎の体サイズと卵黄との量的関係によって規定されていると考えられた。次に,各ロットより得られた仔魚を10日間飼育し,その時点での全長・体重と卵径,孵化仔魚サイズ,卵黄体積との関係を調べた結果,卵径や孵化仔魚サイズと10日目の全長には有意な相関関係が認められた。また,各ロット内での卵径や孵化仔魚サイズの変動係数と,10日目の全長の変動係数の間にも有意な相関関係が存在した。これらの結果より,比較的大きい卵より得られた種苗の成長能力は高いことと,卵径や孵化仔魚サイズの変異は後の種苗の成長変異に影響を及ぼすものと考えられた。
本研究で用いたギンブナ親魚とそれら子孫は遺伝的に同一なクローンであるが,卵径や仔魚サイズは各ロット間で有意に異なった。しかしながら,卵径や仔魚サイズと親魚の年齢や飼育履歴には明確な因果関係は認められなかったことから,それらがどのような要因によって規定されているかを今後も検討する必要がある。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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