Project/Area Number |
08760223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Irrigation, drainage and rural engineering/Rural planning
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
肥山 浩樹 九州大学, 農学部, 助手 (10208788)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 締固め / まさ土 / 強度・変形特性 |
Research Abstract |
フィルダムの築堤材料として用いられているまさ土について、各種物理試験、締固め試験および圧密排水三軸圧縮試験を行い、締固めエネルギーと締固め含水比がまさ土の力学的性質におよぼす影響について実験的に検討した。三軸圧縮試験に用いた供試体は、締固め含水比一定で締固めエネルギーが異なるもの、締固め度が標準締固め試験の最大乾燥密度の95%であり締固め含水比が異なるもの、の2シリーズである。得られた主な成果は次のとおりである。 1.締固め含水比一定の場合、締固めエネルギーの増加に対して、変形係数と最大主応力差は増加し、破壊時の軸ひずみは減少する。粘着力と内部摩擦角は締固めエネルギーの増加とともに増大する。締固めエネルギーが大きい供試体ほど、剪断初期のヤング係数は拘束圧力に依存する。 密度一定の場合、最適含水比から離れるほど応力-ひずみ関係に明瞭なピークが見られない。含水比が高い供試体ほど剪断時の体積ひずみが大きい。粘着力は最適含水比で最大値をとり、これから離れるほど減少する。内部摩擦角は最も乾燥した試料で最大値をとり、それより湿潤側の試料では最大値より若干低い値で、ほぼ一定値をとる。最適含水比に近い供試体ほど、剪断初期のヤング係数は大きくなる。また、このヤング係数の応力依存性は最適含水比の乾燥側で顕著である。
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