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間断給水における土壌浸透能に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 08760227
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Irrigation, drainage and rural engineering/Rural planning
Research InstitutionTokyo University of Agriculture

Principal Investigator

渡邉 文雄  東京農業大学, 農学部, 助手 (20256647)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsインテ-ク定数 / 水足 / ベーシックインテ-クレート / 散水灌漑 / 地表灌漑
Research Abstract

一般に、散水灌漑の場合、従来はベーシックインテ-クレートを疎水強度の上限値としている。しかし、実際の圃場においては、この上限値より小さい場合でも地表湛水が生じることがある。この一つの理由としては、ベーシックインテ-クレートが連続給水であるが、実際の散水灌漑等においては間断的な給水により土壌中の浸透能が小さくなっているために起こると考えられる。そこで、この機構を明らかにするため、本研究では、以下の項目の検討を行い、次のような結果を得た。
1.ガラス毛細管内の落下速度と毛管水の個数との関係
1本のガラス毛細管内の流れにおいて、連続か不連続かの違いにより毛細管中の落下速度は毛管水の個数の増加に伴って小さくなった。このことは土壌中へ水を連続的に給水した場合と間断的に給水した場合のインテ-クレートの違いと同じ傾向を示した。
2.地表灌漑における実地調査
地表灌漑のボーダーや畝間で種々の給水間隔で一定給水条件下における水足の移動距離と到達時間を測定し、水足の速さからインテ-クレート定数を求めた。この測定方法から得られたインテ-ク定数を間断条件下で得られたものと連続条件下で得られたものを比較した。その結果、間断給水条件下ではインテ-クレートが小さくなることが認められた。
3.浸透中の土壌水分量分布の測定
種々の初期水分の異なる土柱円筒を作成し、湛水連続給水条件下での浸潤量への影響を検討した。その結果、浸潤中の土壌水分量分布は概ね初期水分量に関係なく一定になることがわかった。
以上の結果から、土壌中で生じる間断給水による浸透能の変化を節水灌漑へ応用することの可能性が示された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 渡邉文雄: "間断給水における土壌浸透能の変化について(仮題)" 東京農業大学農学集報. (発表予定).

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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