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雄性生殖細胞分化過程における分子シャペロンを介したタンパク質輸送の研究

Research Project

Project/Area Number 08760278
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Basic veterinary science/Basic zootechnical science
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

大迫 誠一郎  鹿児島大学, 農学部, 助手 (00274837)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsカルネキシン / マグネシウム / 精子発生 / 精細胞 / 抗体
Research Abstract

本研究は,精細胞内でCalnexin-1に結合しているタンパクを同定し,そのcDNAのクローニングを行い,ならびにCalnexin-1との結合調整機構を検討,Calnexin-1の小胞体タンパク輸送への関わりを明らかにすることが目的であった。実験目的を簡単に遂行できる系として、申請書(1)Calnexin-1結合タンパクの分離,および(2)Calnexin-1と結合タンパクとの結合様式の検討を同時に行うため,今回はクロスリンカーは用いず精巣をCa2+EGTA,Mg2+,EDTA存在下で別々にホモジナイズし,2種類の抗Calnexin-1抗体(Polyclonalおよび小胞体内腟domainを認識するMonoclonal抗体)カラムによるAffinity chromatographyにより結合複合体回収状況の比較を行った.その結果,Polyclonal抗体カラムでは,上記4条件すべてにおいてCalnexin-1以外の夾雑タンパクが確認できたが,特にEDTA存在下で他の条件で見られない多くのバンドを確認した.回収されるCalnexin-1複合体の総量もこの条件がもっとも多かった.これに対し,Monoclonal抗体カラムでは,EDTA存在条件でのCalnexin-1回収率は他の条件より低く,また他条件ではCalnexin-1以外の夾雑タンパクはほとんど観察されなかった.このMonoclonal抗体はCalnexin-1の内部Porlin-rich repeat配列を認識し,この部位に小胞体タンパクが結合すると予想される.従って上記の結果は,Mg2+のような2価イオン非存在下で,Calnexin-1は他のタンパクと優位に相互作用する可能性を示している.これは体細胞Calnexinで報告された(Ou et al.,1995J Biol Chem 270:18051)Mg2+による構造変化による機構と類似していると推測された.なお,本学において組み換え技術を行使するには予想に反しあまりにも設備的不十分さがあったため,本年度は周辺機器のセットアップを行うにとどまり、(1)-2)Two-Hybridシステムを用いたCalnexin-1結合タンパクcDNAの検出,(3)結合タンパクcDNAとCalnexin-1 cDNAを培養細胞に導入したモデルの確立,は実験行使に至らなかった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 大迫誠一郎: "精細胞特異的発現遺伝子の解析" 日本産婦人科学会鹿児島地方部会雑誌. 第4巻. 36-41 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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