Project/Area Number |
08760293
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied veterinary science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
桑原 正貴 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (30205273)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 中皮細胞 / 伸展刺激 / 細胞内カルシウム / 細胞骨格 / アクチン |
Research Abstract |
本研究は、機械的伸展が中皮細胞の細胞応答性に及ぼす影響に関して、膜の伸展に応じて活性化されるイオンチャネルとして最近注目を集めているSA(Stretch Activated)チャネルの特性や、伸展が生理活性物質や細胞成長因子の産生に及ぼす影響に関して、細胞内の骨格系との連関も含め検討することにより、中皮細胞の有する機能を明らかにすることを目的として行った。 SAチャネルと細胞応答を関連づけるために、中皮細胞を薄いシリコン膜上に培養し、細胞内にfura-2をロードしたのち、細胞全体に伸展刺激を与えCa2+応答を調べた。また、中皮細胞をシリコン膜上に培養し、一方向に伸展刺激を与え、既に中皮細胞からの産生が確認されている生理活性物質や細胞成長因子の産生に対する影響を調べた。両実験系において、伸展刺激を加えるための装置を自作して使用したが、良好な伸展刺激を付加することができなかったと推察された。そのため、細胞内Ca2+動態や生理活性物質の産生に顕著な変化が認められなかった。今後、伸展刺激装置を改良しさらに検討を加える予定である。
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