• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

虚血性心疾患における心筋細胞死メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 08760295
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied veterinary science
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

松木 直幸  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (40251417)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords心筋細胞 / 虚血 / 活性酸素 / 細胞死
Research Abstract

虚血性心疾患の発症あるいは増悪とフリーラジカルとの関連について検討し、心筋細胞死メカニズムを解明することを目的として以下のような研究を行い、いくつかの知見を得た。
1)試験管内心筋虚血モデルにおける細胞内エネルギー代謝の変動に関する検討
ラット新生仔心筋細胞を単離培養し、ヨード酢酸およびシアン処理(化学的虚血モデル)を行った。HPLC法で定量した細胞内ATPは5分以内に完全に枯渇したが、乳酸脱水素酵素の放出を指標に測定した細胞死の発現はこれより遅れて処置後約60分から始まった。
2)細胞内エネルギー状態とフリーラジカル感受性との関連についての検討
培養上清中の脂質過酸化反応産物(チオバルビツール酸反応性物質)は、死細胞率の増加に比例して増加し、細胞内への蓄積は観察されなかった。アスコルビン酸などの水溶性坑酸化剤は脂質過酸化反応産物の放出と死細胞率を減少させたが、細胞死の遅延作用は認められなかった。
3)虚血・フリーラジカルによる心筋細胞死の時系列的検討
虚血モデル実験に供した細胞では、ATPは急速に枯渇し、その後、ミトコンドリアは電位を失い、細胞膜へ脂質過酸化反応産物が蓄積した。細胞内カルシウム濃度は細胞死の直前まで漸増することが観察された。水溶性の坑酸化剤はこれらの変化が生じる時間を遅延させなかった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-03-31   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi