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PCR産物の制限酵素切断パターン分析による鶏のカンピロバクター汚染源の検討

Research Project

Project/Area Number 08760302
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied veterinary science
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

中馬 猛久  鹿児島大学, 農学部, 助手 (90201631)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsカンピロバクター / ブロイラー / PCR / RFLP
Research Abstract

Campylobacter jejuniは食中毒起因菌として公衆衛生学上の意義は大きいとされている。一般に、この食中毒の原因食品の特定は困難であるが、最も有力な感染源として鶏肉が重要視されている。ブロイラー農場における出荷時には多くの鶏が腸内にC.jejuniを保菌していることが知られているが、ブロイラーの生産段階におけるC.jejuni/coli感染源や伝播様式はよくわかっていない。この一因として、型別用の抗血清が入手かつ調整困難でなり、詳細な疫学的調査が実施されていないことがあげられる。そこで、本研究では、PCR産物の制限酵素切断(RFLP)パターンの多様性を調査することにより、C.jejuni/coliの簡便なタイピングが可能であるか検討し、ブロイラーの生産段階におけるC.jejuni/coliの動態を把握することを試みた。ブロイラー農場からのC.jejuni/coliの分離率は33.9%(56農場中19農場)であった。C.jejuni陽性の鶏群は20.0%(85鶏群中17群)C.coli陽性の鶏群は4.7%(85鶏群中4群)であった。標準菌株のC.jejuniATCC33560を含め合計22株中のRFLPは14タイプであった。同一農場の異なる飼育サイクルのブロイラーから異なるflaタイプのCampylobacterが分離された。これらの結果から、RFLPを用いた解析はブロイラーにおけるC.jejuni/coliによる汚染の疫学的研究に使用できることが示唆された。4株のC.jejuniが4ヵ所の種鶏場から分離され、それらの種鶏由来のブロイラーから4タイプのC.jejuniが分離された。ブロイラーから分離されたC.jejuniのうちの3タイプは、それぞれの種鶏から分離されたC.jejuniのflaタイプとは異なっていた。また、それぞれの飼育農場での次回の飼育サイクルにおいて異なる種鶏から導入されたブロイラーからは他の3タイプが検出された。以上の所見から、同一の農場であっても飼育サイクルの異なるブロイラーにおいては異なるタイプのCampylobacterに汚染される可能性が高いことが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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