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運動初期の発汗応答に対する運動鍛練の影響

Research Project

Project/Area Number 08770053
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
Research InstitutionAichi Mizuho College

Principal Investigator

大西 範和  愛知みずほ大学, 人間科学部, 講師 (20176952)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords発汗 / 体温調節 / 非温熱性要因 / 運動 / 運動鍛練
Research Abstract

本課題では、健康な成人男子運動鍛練者15名、非鍛練者11名を対象に実験を実施した。環境温29〜31℃の条件下で、被験者が軽度の発汗を生じている状態から最大運動を負荷し、その時の発汗反応を両群で比較することにより、運動初期の発汗応答に及ぼす運動鍛練の影響について検討した。実験では、それぞれの被験者に、自転車エルゴメータで5kpの負荷強度で5秒間の全力ペダリングを行わせた。実験中、各種体温をモニターするとともに、背部及び手掌部の局所発汗量を換気カプセル法で測定した。試行は比較的安定した発汗パターンが得られるまで繰り返し、安定した2〜3回のデータを平均した。また、各試行時にはペダリングでの発揮パワー及び酸素摂取量を測定し、両群の発汗パターンとの関連について検討した。背部及び手掌部の局所発汗量は、運動に伴いほとんどの例で増加した。背部では、運動鍛練者において非鍛練者よりも増加度が有意(p<0.05)に大きく、手掌部では逆の傾向が認められた。運動鍛練者では、非鍛練者より自転車駆動時の体重あたり酸素摂取量及び体重あたり発揮パワーが有意(p<0.05)に大きかった。この両者は、背部の発汗量の間にいずれも有意な直線関係を認めなかったものの、そのプロットの分布は鍛練者において、非鍛練者のそれより高位に分布し、同一の酸素摂取量や発揮パワーあたりでも、発汗反応は運動鍛練者で大きい傾向にあった。本実験で用いた運動は短時間で、即時に発汗に影響しうるような体温上昇は生じなかった。また、手掌の発汗反応も背部のそれと並行せず、この運動鍛練の有無による背部の発汗活動の差異には、精神性発汗に関連しない非温熱性のドライブが影響していることが考えられる。末梢における発汗活動の違いも影響しうると考えられるが、運動鍛練者では、運動に伴う非温熱性発汗活動が亢進している可能性が示された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 大西範和: "運動初期の発汗応答に対する運動鍛練の影響" 第52回日本体力医学会大会発表予定. (1997)

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      1996 Annual Research Report

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Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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