Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Research Abstract |
MxIL-11transgenic mouseの作製について:現在までに3ラインに遺伝子が導入され、その内1ライン(line129)において、骨髄・胸腺にIL-11transcriptsの発現が確認された。得られたline129は、肉眼的にはlittermateと比較しても特徴的な変化は見られなかった。骨髄・胸腺を含めた全身臓器のmicroscopicな検索においても、IL-11transgenic mouseとlittermateでは差異は認められなかった。末梢血の算定では、littermate(n=13)は、RBC:1612.8±48.4×10^4/ml(M±SE),WBC:79.7±21.3×10^2/ml,PLT:106.6±8.7×10^4/mlであったが、IL-11transgenic mouse(n=6)では、RBC:1519.0±45.2×10^4/ml,WBC:207.8±37.7×10^2/ml,PLT:131.8±11.7×10^4/mlであり,IL-11transgenic mouseにて、WBCの著明な増加、および血小板の軽度の増加を認めた。また、骨髄細胞数は、1femurあたりlittermateにて2.2±0.4×10^7(n=3),transgenic mouseにて3.3±1.1×10^7(n=3)であり、IL-11transgenic mouse にて、骨髄細胞数の増加が確認された。脾臓・胸腺細胞数は、transgenic mouseとlittermateとの間では、差異は認められなかった。現在、IL-11transgenic mouseの骨髄および脾臓の細胞を利用して、メチルセルロース法にてCFU-Mixのコロニー数を計測し、littermateと比較検討している。
|