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ニューロトロピックファクターの中枢神経ウイルス感染における役割

Research Project

Project/Area Number 08770208
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Virology
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

小華和 柾志  北海道大学, 医学部, 講師 (90234806)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsタイラーウイルス / 中枢神経 / 感染 / サイトカイン / ニューロトロピックファクター / ウイルス増殖因子
Research Abstract

検索したサイトカイン(IL-4, IL-6, IL-10, TNF, TGF-β, IFN-β, IFN-γ)ではIL-6にタイラーウイルスの増殖を増加する作用がin vivoで認められた。また、抗IL-6抗体をタイラーウイルス感染マウスに投与すると中枢神経内ウイルス量の低下が観察された。抗リンパ球抗体や抗接着因子抗体投与の実験結果からはこのウイルス増殖増加作用は免疫系を介した現象であるとは考えにくく神経細胞への直接的なものであることが考えられた。in vivoの実験では本ウイルス増殖許容細胞であるマウスL929(線維芽細胞様樹立細胞)や初代培養のアストロサイトにおいてはIL-6のウイルス増殖因子としての作用は認められなかった。尚、これらL929細胞やアストロサイトにおいては単に培養しただけで多量のIL-6産生を認め、感染によって更なる産生が誘発された。しかし、細胞増殖やウイルス増加にこのIL-6は影響を及ぼしてはいなかった。in vivoにおけるIL-6の作用は神経細胞のみに限局している可能性が考えられたので、現在ニューロブラストーマ由来の細胞であるC1300細胞にて検討中である。ニューロトロピックファクターでは、NGF, b-FGFについてin vitroで検討したが増殖因子と認められるものは存在しなかった。in vivoにおいては投与できる量が限られておりプリミティブなデータであるが、やはりウイルス増殖因子としての作用ははっきりしなかった。ただしこれら因子についてもニューロブラストーマ由来のC1300細胞にて調べたる予定である。
以上より、タイラーウイルス感染におけるウイルス増殖因子としてはIL-6が最も明らかな作用を有していた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Masashi Kohanawa: "Mac-1^+ cells are essential in the defense against TMEV infection" Microbial Pathogenesis. (in press).

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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