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HTLV-Iレセプター遺伝子の分子クローニング

Research Project

Project/Area Number 08770210
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Virology
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

神野 厚志  群馬大学, 医学部, 助手 (80260107)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsHTLV-I / レトロウイルス / cDNAライブラリー / レセプター
Research Abstract

本研究の目的は、HTLV-Iのレセプター遺伝子の分子クローニングを行い、レセプターの構造および生物学的特徴を明らかにすることである。そのための方法は、HTLV-I感受性細胞由来のcDNA発現ライブラリーを非感受性あるいは低感受性細胞に導入し、感受性に変化した細胞から再びcDNAを分離するものである。はじめに、HTLV-Iの感染の有無をPCR(Polymerase Chain Reaction)法で高感度に検出する系を用いて、異なる種由来の培養細胞株(ヒト、サル、ウシ、コウモリ、マウス、モルモット)に対するHTLV-Iの感受性の違いを検討したところ、マウスB細胞株のみがPCRで陰性であった。その他の細胞株は程度の差はあるが陽性であった。従って、cDNAを発現させスクリーニングに用いる細胞の候補としてマウスのB細胞株が適していることを見い出した。次にレトロウイルスを用いたcDNAの発現系については、北村博士(DNAX研究所、現東大医科研)よりベクター・細胞等を分与していただき、DNAのトランスフェクションから発現までの過程は当教室においても実施可能な状態である。レトロベクターによるcDNAライブラリーの構築については現在進行中である。最後に、HTLV-Iの感染における細胞側糖鎖の役割を検討した結果、シアリダーゼ処理によってウイルスの細胞への吸着率は約2.5倍まで増加した。このことは、HTLV-I感染におけるシアル酸の関与を示唆しており、本研究においてもcDNA導入細胞のシアリダーゼ処理が、レセプター発現細胞のスクリーニングをより効果的にするものと考えられる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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