蛋白発現細胞株を使ったヌクレオキャプシド構成蛋白の解析
Project/Area Number |
08770213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Virology
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
西尾 真智子 三重大学, 医学部, 助手 (70156040)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | パラインフルエンザウイルス / 蛋白発現細胞株 / モノクローナル抗体 / P蛋白 / NP蛋白 |
Research Abstract |
1.既に樹立したパラインフルエンザ2型ウイルスのNP蛋白を構成的に発現している細胞、P蛋白を構成的に発現している細胞、NP蛋白とP蛋白両蛋白を発現している細胞を使って、in vivoとin vitro両方でNP蛋白とP蛋白がcomplexを作っていることを明らかにした。 2.パラインフルエンザ2型ウイルスのNP蛋白を構成的に発現している細胞にいろいろなtruncated P蛋白を発現させ、P蛋白のどの部分がNP蛋白と結合するかを検討した。その結果、P蛋白に2ヵ所NP蛋白と結合する領域があることが解り、1ヵ所はN末側1〜47アミノ酸の領域、もう1ヵ所はC末側357〜395アミノ酸の領域であった。 3.両蛋白を構成的に発現している細胞を蛍光抗体で染めると感染細胞を染めたときと同じようにgranular patternを示す。NP蛋白とN末側を削ったP蛋白を共に発現している細胞でも同様のgranular patternを示すが、NP蛋白とC末側を削ったP蛋白を同時に発現している細胞を染めると違った蛍光像(diffuse pattern)を示した。これはNP蛋白、或いはP蛋白を単独に発現させた細胞を染めた蛍光像に似ていた。 4.P蛋白のNP蛋白と結合することが解った領域を認識するモノクローナル抗体を使って両蛋白の結合を抑制することができるかどうかを調べた。C末側の結合領域を認識するモノクローナル抗体である57-1Aは結合を抑制した。しかし、N末側の結合領域を認識するモノクローナル抗体である13-1Aは抑制できなかった。 5.いろいろなtruncated NP蛋白を発現して、NP蛋白に対するモノクローナル抗体のマッピングを行なった。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)