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白血病誘発能をもつHTLV-Iトランスフォーム細胞の表面に発現する蛋白質の解析

Research Project

Project/Area Number 08770214
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Virology
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

永野 幸生  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00263038)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
KeywordsHTLV-I / 家兎 / 成人T細胞白血病
Research Abstract

家兎の白血病関連抗原の発現クローニング法をアフリカミドリザルの細胞株COS-7を用いて、種々の方法で試みた。しかし、この試みは成功しなかった。蛍光抗体法で家兎のHTLV-Iで形質転換したいくつかのT細胞株を調べたところ、この抗原は、異なった局在場所あるいは異なったコンフォメーションを示すことがわかっている。このことから、このような奇妙な性質を示す抗原を異種の細胞株できちんと発現させるのは難しいと推定された。
発現クローニング法が成功しなかったので、この抗原を精製し、アミノ酸配列を決定し、アミノ酸配列に基づいて、cDNAクローニングを試みることにした。レクチンカラム、抗体カラムを通し、精製された家兎の白血病関連抗原を得た。アミノ末端がブロックされていたので、アミノ末端以外の部分のアミノ酸配列を決定することにし、精製タンパク質を臭化シアンで切断し逆相クロマトグラフィーで精製した。得られたいくつかのピークのアミノ酸配列をエドマン分解法で決定することを試みた。しかし、すべての断片がブロックされており、アミノ酸配列を決定することはできなかった。配列決定を試みたピークにアミノ酸が含まれていることは、アミノ酸分析により確認しており、アミノ酸配列を決定できなかった原因は不明である。このこと以外にも、この抗原は100℃で煮沸しても抗原性が失われない等、奇妙な性質を示すことがわかった。
家兎の白血病関連抗原の奇妙な生化学的性質ばかりがわかった研究結果であったが、今後は、タンパク質を切断する方法を考えたり、切断断片を分離する方法を変えて、アミノ酸配列の決定を進めることが大切である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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