Project/Area Number |
08770231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
森 啓子 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (50272927)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 遺伝子発現調節 / RAG遺伝子 |
Research Abstract |
1.ヒトRAG-2遺伝子の構造解析 (1) ヒトRAG-2遺伝子については、これまでに翻訳領域を含むエクソンが同定されていたが、cDNAの構造は不明であった。そこでヒトB細胞株Nalm6よりRNAを抽出し、+263〜+282を第一プライマー、+9〜+28を第二プライマーとして5'RACEを行った。その結果、約120bpの第一エクソンと思われる領域を認めた。 (2)第一エクソンと思われる領域をプローブとして、ヒトリンパ球ゲノムライブラリーをスクリーニングし、ヒトRAG-2遺伝子を単離した。 (3) 単離した遺伝子の塩基配列と、ヒトB細胞株Nalm6ゲノムのサザンマッピングの結果から、ヒトRAG-2遺伝子は2エクソン構造をとること、またヒトRAG-1遺伝子の3'下流にRAG-1遺伝子とは逆向きに存在することが明らかになった。 2.ヒトRAG-2遺伝子プロモーター領域の解析 (1) 異なる長さのプロモーター領域を含む遺伝子を、ルシフェラーゼをレポーター遺伝子としてもつベクターに挿入した。 (2) ヒトB細胞株Nalm6に上記のベクターを導入しルシフェラーゼ活性を測定したところ、-107bpまでの領域が転写に必須であることが確認された。 3.今後の計画 さらにヒトRAG-1ならびにヒト-2遺伝子の発現制御に関与する領域の同定を試みる。
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