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癌末期患者のQOL向上のための援助方法における看護・医療職の認知度について

Research Project

Project/Area Number 08770275
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Public health/Health science
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

永田 耕司  長崎大学, 医学部, 助手 (60253647)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywords癌末期患者 / QOL / 在宅ターミナルケア / ターミナルケア教育 / 援助方法
Research Abstract

一般病院の医療・看護スタッフへの質問紙調査を元にターミナルケアについての聞き取り調査を行った。ほとんどのスタッフが特に癌末期患者へのケアが不十分だと回答していた。その理由としては、「対応しきれない」「専門スタッフ不足」が最も多く、また「過去告知したら大変だったから」と回答する意見もみられた。ある病院の医療・看護スタッフからは「満足できるターミナルケアがやれた」との回答が得られた。その理由として「在宅ターミナルケアをやれたから」であった。「終末期で可能な限り本人が満足できるように支援していく中で"在宅"というキーワードは欠かせない」ということであった。今後、本人の告知の有無に関係なく本人や家族が安心して在宅ケアが行えるような支援体制づくりが大切であるかが示唆された。看護スタッフからは、「医師のターミナルケアに関する関心度の低さとコミュニケーションの乏しさ」などが指摘された。医療スタッフからは「自分に告知後に患者と対応できるような価値観や理念、宗教観をもちえない」と回答が得られた。以上のような結果から在宅ケアを含めたチーム医療のネットワーク構築と卒前医学教育でのターミナルケアへの理念形成や態度やコミュニケーション教育が重要であることが示唆された。その結果から、医学5年生に対して、講義や緩和ケア病棟実習だけでなく模擬患者やロールプレイを使ったコミュニケーション学習と理念構築のための小グループ形式のエンカウンターグループなどを行った。その結果、ターミナルケアに対する不安軽減やコミュニケーション向上につながった。また患者に対して「癒し」の重要性に気づき、クリスマスキャロルコンサート等に医学・看護学生が主体的・自主的に参加するようになり、行動変容しえた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-03-31   Modified: 2016-04-21  

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