Project/Area Number |
08770441
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Respiratory organ internal medicine
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
石井 慎一 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (10212812)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 抗酸菌感染症 / 自然抵抗性遺伝子(Nramp) |
Research Abstract |
当院に平成8年7月より10月までの期間に入院した肺結核患者21名、肺非定型抗酸菌症患者3名より、各患者さんの同意のもと末梢血を採取した。この末梢血よりLEUCOPREPを用いて、リンパ球分画をとりだし、RNA直接精製キット(ISOGEN日本ジーン)を用いてRNAを抽出、精製した。抽出したRNAに対しOligo dTをプライマーとしGIBCO-BRL社のReverse transcriptase(Superscript TM)を用いてcDNAを合成し、続いてpolymerase chain reaction(PCR)法にて増幅を行った。Nrampのexon2のpolymorphysmについては、患者検体24名、正常コントロール6名にて検討したが、今回の結果では欠失のないホモが100%であり、抗酸菌感染症の罹患しやすさとの相関は検討することができなかった。 次にマウスにて抗酸菌に対する抵抗性に重要であることが明らかにされたtransmembrane domain2を中心にPCRを行った(PCR産物350bp)。得られたPCR産物は非変性ポリアクリルアミドゲルにて泳動を行い、その後、銀染色を行って、バンドを検出し泳動度の差が見られるかを検討した。しかし今回の検索では異常な泳動を示すバンド認められなかった。現在、The GATC1500Direct Blotting Electrophoresis Systemを用いてPCR産物を直接、Dideoxy法にて実際の塩基配列の確認を行っているが、現在3例の解析では正常の遺伝子の塩基配列と比較し相違(挿入、欠失、塩基置換等)は認められていない。
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