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動脈硬化進展機構におけるPAF受容体を介した細胞内情報伝達の意義に関する解析

Research Project

Project/Area Number 08770490
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

中岡 隆志  東京大学, 医学部・附属病院(分), 助手 (80241256)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsマクロファージ / 動脈硬化 / リゾホスファチジルコリン / 血小板活性化因子 / カルシウム代謝回転
Research Abstract

変性脂質の1つ、リゾホスファチジルコリン(LPC)は酸化LDLの主成分で動脈硬化巣の進展ともない蓄積することが知られている。マクロファージは様々な増殖因子やインターロイキン等のサイトカインを分泌することが知られており、平滑筋細胞等の増殖を促進していると考えられている。まずLPCのマクロファージ細胞内カルシウム代謝回転に対する影響について検討した。LPCをコレステロールとともにマウス腹腔マクロファージに作用させると細胞内カルシウムの上昇が認められる。この細胞内カルシウムの上昇は可逆的で、細胞損害によるものではなく何らかの細胞内シグナルに由来すると考えられる。この作用は特異的血小板活性化因子(PAF)受容体阻害剤、WEB2086でほぼ完全に抑制され、またCHO細胞のPAF受容体安定発現株を用いた実験でもPAF受容体安定発現株でのみLPCによる細胞内カルシウム上昇が認められた。これらの結果は動脈硬化巣に蓄積しているLPCがPAF受容体あるいは類似の受容体を介してマクロファージに作用し、動脈硬化における増殖因子分泌活性等のマクロファージの作用に影響を及ぼしている可能性を示唆するものであると考えられる。PAF受容体阻害剤の動脈硬化予防への応用について検討する目的で、代表的動脈硬化動物実験モデルラット頚動脈バルーン傷害モデルを作製した。バルーン傷害後2週間目に左総頚動脈を取り出しパラフィン固定後ヘマトキシリン・エオジンで染色し観察すると、傷害部位に一致して著明な内膜新生が認められる(新生内膜/中膜面積比 0.98±0.05)。内膜新生に対するPAF受容体阻害剤の影響については現在なお検討中である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Teruhiko Ogita: "Lysophosphatidylcholine transoluces Ca^<2+> signaling via the platelet-activatiry factor in macrophages" Am.J.Physiol.270(in press). (1997)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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