脳発達においてアストロサイト由来の神経栄養因子が果たす役割
Project/Area Number |
08770571
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
浅井 清文 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (70212462)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | グリア細胞成長因子 / アストロサイト / EIA / cDNAクローニング |
Research Abstract |
研究方法 1、グリア細胞成長因子(GMF)の酵素抗体法による定量法の確立 リコンビナント蛋白に対するポリクローナル抗体を使用し、抗体固相化ビーズとβ-galactosidaseでラベルした抗体を使用したサンドイッチEIA法を確立を試みた。 2、ヒト・グリア細胞成長因子(GMF) cDNAのクローニング ラットGMF cDNAをプローブとして、ヒト胎児脳cDNAライブラリーをスクリーニングし、ヒトGMF cDNAのクローニングを行った。 3、グリア細胞成長因子のアストロサイトへの遺伝子導入 アストロサイトへ発現ベクターを使用しcDNAを導入し、GMFをover expressionしたグリア細胞株を樹立を試みた。 研究結果 1、定法に従いサンドイッチEIA法を確立を試みたところ、GMFリコンビナント蛋白に対しては測定できることが判明したが、測定感度が十分でなく実験に使用するまでには至らなかった。今後、さらに抗体価の高い抗血清を作成し、測定感度を良くする方針である。 2、スクリーニングの結果、4131bpのcDNAをクローニングした。(DDBJ Accession No. AB001106)。 3、発現ベクターpKCRにラットGMF cDNAをクローニングした。このベクターをリポフェクション法によりラット初代培養アストロサイトに導入しGMFをover expressionしたグリア細胞株を樹立をした。Over expressionの状態は、ノーザンブロットおよびウエスタンブロットにより、mRNAおよび蛋白質レベルの両方にて確認した。今後、この細胞株を用いてGMFの機能解析を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)