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アポトーシス誘導による脳形成障害の動物モデル作成に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08770586
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

野田 洋子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (40227848)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsアポトーシス / 脳形成障害 / モデル動物 / トランスジェニックマウス
Research Abstract

研究目的:
我々は神経系の分化・成長を研究する過程において神経芽細胞のアポトーシスが重要であることを検証してきた。今回、ヒト脳形成障害の一因として未分化神経細胞のアポトーシス過程の異常によるものがあるのではないかとの仮説を立て、これを実験的に証明することを目的に研究を計画した。具体的には(1)神経特異的エノラーゼ(NSE)遺伝子の神経細胞内での特異的転写を規定する5'上流域にヒトの自殺誘導遺伝子Fas/APO-1cDNAを結合した融合遺伝子を作成する。(2)上記の融合遺伝子によるトランスジェニックマウス系を作成した後、その妊娠マウスにつき、母体にFas/APO-1抗体を投与し、胎仔の神経芽細胞に過剰のアポトーシスを誘導する。これにより中枢神経系に如何なる障害が生ずるかを検討する。
研究結果:
神経特異的エノラーゼ遺伝子の神経細胞特異的転写を規定する5'上流領域クローン(4.5kbp)にヒトFas/APO-1cDNA(2.5kbp)を接合した融合遺伝子(NSE-Fas/APO-1)融合遺伝子を作成、クローニングすることを試みた。得られた融合遺伝子を線維芽細胞にトランスフェクションして、Fasの発現を検討したが、充分な発現が得られなかった。今後、融合遺伝子の接合部につき、塩基配列の決定を行い、正しく融合されているか否かを検討すると同時に、新たに融合遺伝子作成を行う予定である。
また、Fasにてアポトーシスを誘導する代わりに、神経成長因子受容体p75が、それ単独で神経細胞をアポトーシスに誘導するため、p75発現ベクターを培養神経細胞中に、トランスフェクションした。トランスフェクタントは一過性にp75を発現したが、stableトランスフェクタントを得ることはできなかった。この一因として、発現したp75が神経細胞をアポトーシスに誘導することが考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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