Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
正常表皮におけるCD9の発現を免疫組織学的に検討した所、表皮全層に発現がみられた。培養表皮角化細胞においてもCD9の発現が細胞膜に認められた。次に培養表皮角化細胞を用いて免疫沈降法を行った所、CD9と関連する物質が示唆され、インテグリン(α1〜α6,β1,β4)との関係を検討した。結果として、CD9とα3β1インテグリンが関連していることが判明した。(論文投稿中) ヒト有棘細胞癌由来のDJM-1細胞を用いてCD9の発現を検討した所、正常表皮細胞と同様に発現がみられ、免疫沈降法にてα3β1インテグリンとの関連が示された。 基底細胞上皮腫とボ-エン病の凍結切片を用いてCD9の発現を検討した所基底細胞上皮腫ではCD9の発現が減弱していたが、ボ-エン病では減弱しておらず、CD9は角化細胞の分化と関連している可能性が示唆された。 培養表皮角化細胞に対してEGF,FGF,TGFβ,IFNなどの細胞成長因子を加えた時の影響を検討したが,有意な差は得られなかった。
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