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遅延型過敏症を担うTh1,Th2細胞活性化における抗原提示細胞表面分子の役割

Research Project

Project/Area Number 08770649
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

鈴木 健司  浜松医科大学, 医学部, 助手 (50273173)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
KeywordsTCSA / T細胞受容体 / Th1 / Th2 / IL-4 / IFN-γ
Research Abstract

1.抗原刺激により得られた培養細胞の解析
テトラクロロサリチルアニリド(TCSA)光感作マウスリンパ節細胞をTCSA光修飾脾細胞で抗原刺激を行った。(1)rIL-2+rIFN-γ,(2)rIL-2+rIL-12の2通りのサイトカインを添加培養し,それぞれフローサイトメトリーにより解析した。T細胞受容体(TCR)は(1),(2)の条件ともCD4陽性細胞,Vβ-7,Vβ-13陽性細胞の増加をみた。RT-PCR法によるサイトカインmRNAは(1)の条件ではIL-2,IL-10,IFN-γを表出していたが,IL-4は表出していなかった。(2)の条件ではIFN-γのみ表出し,IL-2,IL-4,IL-12は表出していなかった。
2.培養細胞移入による受動感作
上記1.(1)の条件下で抗原刺激した培養細胞をマウス尾静脈より投与し,培養細胞を移入したマウスとTCSA光感作マウス,未処置マウスの3群においてTCSA光惹起を行った。培養細胞を移入したマウスは光感作マウスと同様に未処置マウスより有意に耳翼の腫張を認めた。培養細胞を移入したマウスと光感作マウスでは耳翼の腫張に有意差はなかった。
3.TCSA光感作マウスリンパ節におけるTCRVβ-7,Vβ-13陽性細胞の割合
リンパ節細胞におけるTCRVβ-7,Vβ-13陽性T細胞の割合を,TCSA光感作マウスと未処置マウスにおいて解析した。TCSA光感作によりVβ-7陽性細胞は増加したが,Vβ-13陽性細胞は大きな変化はなかった。
[考察]in vivoにおいて培養細胞の移入により光感作後の惹起反応と同等の反応を得ることができ,この培養細胞はTCSA接触光過敏症に関与するエフェクター機能をもつことを確認した。サイトカインプロファイルはいずれの培養条件でも純粋なTh1ではなく,エフェクター機能を持つTh1細胞を完全には純粋化していないことが考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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