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毛組織における免疫担当細胞の役割

Research Project

Project/Area Number 08770662
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research Institution佐賀医科大学

Principal Investigator

田中 達朗  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (60264157)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords毛組織 / 毛隆起 / メラノサイト
Research Abstract

毛組織における免疫担当細胞の役割を検討することにした。毛嚢をEDTAにより単離した。軟毛は手技的に比較的容易であるが、終毛では毛嚢の途中で断列しやすいために特に慎重を要した。我々はメルケル細胞の研究の蓄積により抗体の特異性によっては、毛組織における種々の細胞の局在を三次元的に明瞭に染色しうることを確認している。
今回の結果では複数の抗体を用いたが、メラノサイトを認識する抗体NKl/betebにより良好な成績を得た。NKl/beteb陽性の樹枝状細胞が毛嚢内に観察された。軟毛及び終毛では毛球部に強陽性のメラノサイトが散在していたが、このような結果は従来のドーパ反応の観察結果と併せて考えると、活性化メラノサイトの局在を示しているものと考えられる。中等度陽性細胞が毛漏斗部から毛球部まで散在していたが、このような所見は従来よりメラノサイトのreser voirとしての意義が考えられており、尋常性白斑などの色素再生時のメラノサイトの供給源とされる。興味深いことにはメラノサイトが毛隆起部にのみ局在する軟毛の毛組織を見出した。そこで毛隆起部に注目し、ホルマリン固定、パラフィン切片でフォンタナ・マッソン染色でメラニン顆粒の分布を検討したところ、明らかに毛球部以外では毛隆起部にメラニンの局在をみた。さらに樹枝状のメラノサイトも特異的に毛隆起部にのみ認められた。このような所見は従来報告はなく、毛隆起部のメラノサイトもしくはメラチノサイトの特性を示しているもの考えられる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-03-31   Modified: 2016-04-21  

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