MRIを用いた経皮的腫瘍内エタノール注入療法の基礎的検討
Project/Area Number |
08770717
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
青木 茂樹 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (80222470)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 磁気共鳴画像装置 / MRインターベンション / オープンタイプMRI / tip tracking / 肝癌 / PEIT |
Research Abstract |
インターベンション手技が可能なオープンタイプのMRl装置(Signa Profile)を用いた腫瘍(肝癌)のエタノール注入(MRl-PElT)の臨床応用に向けての基礎的事項の検討を行なった。 1:open型MRl装置及び高速パルスシークエンスの検討 igna Profileは0.2Tの永久磁石型。開口径は1.2×0.42mで今回の基礎的検討には十分であった。 撮像法は、高速のT2^*強調像であるfast SPGRのTR21/11ms,FA30度、BW8.93kHz,FOV20cmを用いると、撮像時間は4秒で比較的S/N比の高い画像が得られた。 active tip trackingシステムとしてMRlの信号収集を2系統とし、1方は通常の処理を行い、もう1方は信号を生検針などの先端の小さなコイルから得て、それをWork Stationに出力して1次元のフーリエ変換により位置情報のみを得るシステムを日本ではじめて導入した。位置情報に絞るため1秒間に10回以上の位置の確認が可能で、過去の画像上での位置のリアルタイムの表示が可能となった。 さらにactive tip trackingをscanの位置表示に用いて、磁化率効果によるMR用生検針のガイド用の画像を容易に得る補助としても用いた。 2:生検針の開発とMRlでの見え方 Ni-Cr-Mo合金製、金属による先端のコーティング等を施した針を開発し種々のMRlのシークエンス、および主磁場、傾斜磁場等の方向と針との方向の違いによる生検針の見え方を検討した。特に主磁場との関係が重要であった。 active tip tracking用コイル内蔵生検針としては今回は5Fサイズ程度のものまで作成できた。サイズを小さくすると先端コイルからの信号が低下し、途中に信号増幅用の装置を入れる必要が示唆された。 3:造影剤 Gd-DTPAは純エタノールに溶解してもほぼ安定と考えられた。 鉄剤はFeのまわりのカルボキシデキストランのコーティングがエタノールで析出した。 4:ファントムおよび動物実験 磁化率効果を用いた生検針で、ファントムおよび豚摘出肝にてシミュレーションを行った。
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Report
(1 results)
Research Products
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