Project/Area Number |
08770779
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
長崎 文江 琉球大学, 医学部, 助手 (20281230)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1996: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 高危険児 / 精神分裂病 |
Research Abstract |
沖縄県立宮古病院において受診歴のある精神分裂病者を対象とし、カルテ調査を施行した。総数407名、うち女性は174名、そのうち子供のいる女性は61名であった。この61名の母親から出生した子供144名を高危険児とし追跡調査した。(男性の子供は今回の調査では除外した。) 平成9年2月の時点で、精神分裂病の診断で宮古病院で治療歴のあるものが7名、精神分裂病が疑われるものが2名、精神遅滞が4名、神経症1名、シンナーなど問題行動2名であった。事故などで死亡したものが5名であった。対象となった高危険児の精神分裂病罹病率は4.86%であった。 高危険児のうち発病した群と発病していない群とを、母親の結婚の有無、遺伝負因、経済状態、入院回数で比較検討したが有意差は認められなかった。今後さらに調査項目を広げ両群の比較検討を行う予定である。また、今回は養育状況についての調査が不十分であったため、今後も調査を継続していく予定である。さらに、いずれは、健常者を対照として養育状況などの比較検討を行いたい。
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