Project/Area Number |
08770855
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
日野 雅之 大阪市立大学, 医学部, 講師 (50244637)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | トロンボポエチン / 肝細胞癌細胞株 / 骨髄ストローマ細胞 |
Research Abstract |
1.Thrombopoietin (TPO)が肝臓で産生されていることから、RT-PCRを用いてTPO遺伝子を増幅し、TAクローニングベクターを用いてクローニングした。さらにシークエンスをおこない、TPO遺伝子であることを確認した。分化型肝細胞癌株HepG2を用いてNorthern解析を行い、TPO遺伝子が過剰発現をしていることを見いだし、TPOの産生細胞が肝のparenchymal cellであることを明らかにした。 2.HepG2細胞で発現しているTPOの生理活性を確認するため、培養上清をfactor (GM-CSF. IL-3. TPO)依存性白血病細胞株Mo7Eに添加したところ、増殖が刺激された。 3.TPOには、種々のisoformが報告されているが、報告者もexon 6に116bpの欠損もみとめたisoformをクローニングした。quantitative RT-PCRを用いて正常な肝臓よHepG2細胞を比較したところ、正常肝臓ではTPO isoformが、intact TPOとほぼ同程度に発現していることがHepG2細胞では、intact TPOが過剰発現していることがわかった。 4.Hepatocyte growth factor (HGF)、interleukin-6(IL-6)、interleukin-11(IL-11)、leukemia inhibitory factor (LIF)、platelet derived growth factor (PDGF)、transforming growth factor-β (TGF-β)などのcytokineを用いてTPO mRNAの発現を検討したが、変化は見られず、HepG2細胞が正常の調節機構から逸脱している可能性が考えられた。 5.骨髄ストローマ細胞を調節し、RT-PCR法でTPO mRNAの発現を検討したところ、mRNAの発現がみられ、ストローマ細胞でのTPO産生を確認した。
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