• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

慢性糸球体腎炎の腎局所におけるレニン-アンギオテンシン系遺伝子の発現に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08770879
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Kidney internal medicine
Research InstitutionJapan Advanced Institute of Science and Technology

Principal Investigator

此下 忠志  北陸先端科学技術大学院大学, 保健管理センター, 講師 (40270954)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsレニン / アンギオテンシン / AT1 / RT-PCR / ACEI
Research Abstract

近年、糸球体疾患の進展に、血管作動性物質の果たす役割が重視されている。この中でもレニン-アンギオテンシン系が特に注目されている。この系の最終産物であるアンギオテンシンIIはメサンギウム細胞の収縮、増殖に関与し、ひいては糸球体硬化に関与するとされる。実際、このアンギオテンシンIIの産生を抑制する目的でアンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)が糸球体腎炎の治療に用いられている。しかし、ヒトのまさに腎局所でのこの系の遺伝子の発現についてはほとんど検討されていない。近年、PCR法の登場により微小な組織標本による遺伝子の発現量の評価が可能となった。そこで、申請者は糸球体腎炎等の疑いのため、腎臓生検検査を必要とした患者を対象して、腎生検の微小組織からmRNAを抽出し、レニン-アンギオテンシン系の各成分の遺伝子発現をRT-PCR法で検討した。この発現量と各種の臨床所見や、組織所見との関連性を評価した。血漿レニン濃度と腎局所のレニン遺伝子の発現量に相関がみられた。腎糸球体の増殖の程度とAT1の発現量に相関性が認められた。腎糸球体疾患の腎局所でレニン-アンギオテンシン系の発現動態を検討したものは、わずかにレニンの発現を検討したものがみられる他はなく、新しい知見と考えられる。この知見は腎疾患患者に対するACEIやアンギオテンシンII受容体拮抗薬の投与にひとつの理論的根拠を与えるものでありかつ薬剤の使いわけ等におおいに参考となると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi