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更年期高血圧モデルを用いた血小板凝集能、動脈硬化に対するNOの関与についての研究

Research Project

Project/Area Number 08770889
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Kidney internal medicine
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

佐々木 隆幸  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40235255)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords更年期高血圧 / 食塩感受性 / ダールラット / 卵巣摘出術 / エストロゲン補充 / 動脈硬化 / 血小板凝集能 / 骨粗鬆症
Research Abstract

低食塩食で飼育した雌DSラットを12週令で卵巣摘出群、Sham-ope施行群に分け、これを2群に分け、その1群に17β-エストラジオール錠を埋め込み、エストロゲン補充群とした。高食塩食群についても同様に分けた(全6群)。
血圧は高食塩群で低食塩群より上昇し、卵巣摘出により増悪し、エストロゲン補充により改善した。血圧は、17β-エストラジオール濃度、子宮重量・体重比と負の相関を示した。血小板凝集能も高食塩群で低食塩群より亢進し、卵巣摘出により増悪し、エストロゲン補充で改善した。血小板凝集能は血圧と有意な正の相関を示した。L-NAME添加による血小板凝集能の亢進は、卵巣摘出群で消失し、エストロゲン補充群においてSham手術群と同程度に認め、この群で、血小板におけるNO合成酵素系が減弱している可能性を示唆した。血清脂質によるAtherogenic Indexは、卵巣摘出で増悪し、エストロゲンで補充で改善し、子宮重量・体重比と負の相関を示した。ダール食塩感受性ラットにおいて、食塩負荷は卵巣摘出に匹敵する骨密度減少効果を示した。卵巣摘出は骨密度を減少させるが、高食塩食はさらに相加的に作用して骨密度減少を増悪させた。低食塩、高食塩群とともに、卵巣摘出によりSERCaIIbのmRNAの発現は減少し、エストロゲン補充により正常群と同等となった。
Dahl食塩感受性ラットを用い、卵巣摘出・食塩負荷により、血小板凝集能亢進、脂質代謝の変化、骨塩量減少が起こること、この変化の一部がNOS系の減弱による可能性が示唆された.また、細胞内カルシウム代謝の変化が起こることが遺伝子レベルで確認された。高血圧を含めた動脈硬化病変の予防としてのエストロゲン補充療法の有用性が示唆された。Dahl食塩抵抗性ラット、雄同系ラットとの比較により、高血圧の性差の遺伝的機構を明らかにすることが今後の課題と考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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