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原発性肺癌におけるリンパ節微小転移検出法の開発

Research Project

Project/Area Number 08771029
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

江口 圭介  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90232941)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords肺癌 / リンパ節 / 転移
Research Abstract

この研究の目的は、肺癌の縦隔リンパ節への微小転移を従来とは異なった遺伝子工学的手法を用いて検討しようとするものである。
まず対象としてリンパ節転移の明らかな症例の転移リンパ節を用い、In Situ RT-PCR法によるmRNA及び免疫組織学的染色法による蛋白質発現の検出について検討した。その結果、免疫染色において、CEAが陽性の症例では、In Situ RT-PCR法によっても陽性所見が得られることが明らかとなつた。しかし、免疫染色により、CEAが陰性の症例では、In Situ RT-PCR法を用いても、明らかな陽性所見が得られない症例が多かった。ここまでの結果から、パラフィン包埋切片を使うためにmRNAの変性が起っており、検出が不可能になっている可能性が考えられた。また。他の説明としては、転移リンパ節内で、mRNAを発現していない可能性も考えられた。
そこで、リンパ節をパラフィン包埋せずに凍結標本として、同様のIn Situ RT-PCRを行うこととした。その際も明らかに転移が認められる症例のリンパ節について検討したが、CEAのmRNAの検出ができない症例が多かった。
以上から、腫瘍がCEAを産生している症例では、免疫染色あるいはIn Situ RT-PCRによって微小転移リンパ節の検出ができる可能性が示唆された。
そこで、次に縦隔リンパ節に転移が明らかでない症例について、摘出されたリンパ節を用いてIn Situ RT-PCRおよび免疫染色にて微小転移が証明できる症例が存在するか否かを検索することとした。現在症例の蓄積を進めているが、現段階では、明らかに陽性所見を有する微小転移巣を証明できた症例は見当たらず今後も更に症例を蓄積する必要があると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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