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ヒト刺激伝導系の分子生物学的同定法の開発

Research Project

Project/Area Number 08771039
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

長堀 隆一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50271309)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsイノシトール3リン酸(IP_3) / IP_3レセプター / カルシウムイオン セカンドメッセンジャー / 刺激伝導系 / 心筋細胞 / cRNA / in situ hybridization
Research Abstract

刺激伝導系に関する情報は心内修復術を行う上で非常に重要なものである。ヒトの刺激伝導系の走行は、疾患によって様々であり、今までに解明されていない点が非常に多い。そのために、発生に関するマーカーが必要である心室部の刺激伝導系のマーカーには報告例があるが、洞結節から末梢までの伝導系に共通でかつ特異的なマーカーは、まだその報告例はない。(心臓の刺激伝導系細胞にIP3Receptor遺伝子の発現が著明に認められるということが、L.Gorzaらにより93年に報告されている。
人の心臓のホルマリン固定標本を用いて、刺激伝導系の部分を切り出しパラフィン包埋を行い、5μmの厚さの切片を作製を行った(本研究には剖検検体を使用したが、使用に際しては患者家族の承諾を得た)。
その切片に対して、IP3Receptorのモノクローナル抗体を用いての免疫組織化学染色の施行した。そして、それらの染色結果より刺激伝導系の心筋細胞と作業心筋細胞との差異を検討することより開始した。
刺激伝導系がリッチに存在する部位の染色陽性細胞の数としては、他の心筋細胞の存在する部位と比べて、有為な差異は今回の結果の範囲では認められなかった。しかし、刺激伝導系細胞の部位の陽性細胞の染色濃度は、他の心筋細胞と比べて濃かったことより、IP3Receptorの数が刺激伝導系細胞では増加していることが示唆された。
また、実験動物の心筋標本を用いて、IP3ReceptorのcRNAによるin situ hybridizationにより、その発現を確認した。刺激伝導系での検索をすすめている段階である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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