大脳視覚野におけるlateral connectionの発達と下塑性への影響
Project/Area Number |
08771104
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
新山 一秀 近畿大学, 医学部, 講師 (50228136)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 大脳一次視覚野 / 格子反転刺激 / 非線形システム解析法 / 視覚誘発電位 / FLC(Fast Local Component) / SDC(Slow distributed component) / 抑制的相互作用 |
Research Abstract |
当所、ネコを生直後より暗室内で飼育する予定であったが不可能なため生直後に片眼遮閉した動物を用いた.2、6、10、20週齢において後頭葉皮質よりfield potentialの記録を行った。(同時にsingle-unit dischargeも記録したが、刺激時間が長くかかり、安定して記録することは困難であった。)SDCは2、6週齢ではあまりあきらかではなかったが、10、20週齢と成熟するにしたがってその振幅がおおきくなり、受容野も広がってゆく傾向がみられた。片眼遮閉によるsensory deprivationを受けた側の大脳皮質はどの週齢でもSDCが観察されなかった。その後片眼遮閉を解除し、正常視覚刺激下にもどした。時間と共にSDCの発現が起こりその程度は暗室飼育期間が短いほど良好であると予想されたがあきらかな相関は得られなかった。実験終了後にトレーサーを注入し組織切片を作成した。機能柱の構造から予測すると約1000μごとに類似したorientation preferenceがでてくるので、それらがSDCの発生に関与しているとすれば、組織切片でも約1000μごとに染色が得られることを期待したが、あきらかな相関関係は見られなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)